2021年度実業団活動総集とフィードバック

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 舞洲タイムトライアルでの会心の滑り出しから始まったBMレーシングZUNOWの2021年度実業団活動の総まとめ。

 

目次

 

【戦績】

 今年度はロードレースとトラックレースの活動となった弊チーム。両競技合わせて勝利数と入賞数合計~回と2014年度に弊チーム実業団活動が再開して以来最も表彰台に上がった年となった。

(JETポイント・ランキング)

ー チーム ーーー

BMレーシングZUNOW 643pts 32位

ー 個人 ---

大森 290pts 50位

横矢 175pts 121位

井狩 129pts 171位

宮本 32pts 488位

齊藤 12pts 713位

吉田 5pts 853位

日野 0pts 1046位

 

(優勝)

・9月4日 第13回舞洲タイムトライアル    E3 大森

・10月17日 第1回かすみがうらロードレース E3 横矢

(入賞)

・4月3日 第12回舞洲タイムトライアル  E3 6着 大森

・4月4日 第34回舞洲クリテリウム    E1 2着 井狩

・7月10日 第1回石川クリテリウム       J  4着 大森

・8月1日 第55回西日本トラック 男子ケイリン 2着 齊藤

・8月1日 第55回西日本トラック チームスプリント 2着 多聞 齊藤 井狩

・9月20日 第6回南魚沼ロードレース     E3 4着 横矢

・9月26日 群馬CSCロードレース      E2 4着 大森

・10月16日 第1回かすみがうらタイムトライアル E3 6着 横矢

・10月17日 第1回かすみがうらロードレース  E2 4着 大森

 

【活動方針と振り返り】

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 本年度は昨年からさらに、ある意味大型新人の大森、公式戦初挑戦の吉田、チームスプリント1走”だけ”要員の多聞を加えた8名の選手及び3名のサポーターの計11名での活動となった。また昨年の反省から目標設定の明確化とスケジュール等の管理化を行い実業団を走る自覚の再確認と、チームとして曖昧な活動にならないよう対策した。

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 ロード班は、横矢を筆頭に活動。関東近辺のロードレースを中心に活動し、横矢、大森の2名はE1昇格と全日本選手権出場権獲得の2つの目標を達成。

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 トラック班は、齊藤を筆頭に活動。年3回ある実業団トラックレースでの入賞とチーム種目はチームスプリントでの入賞を目標とし、西日本トラックにてケイリンとチームスプリントで入賞。

 

【フィードバック】

・ターゲット期間の設定

・目標設定の明確化

・実業団入団の敷居

 

[ターゲット期間の設定]

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(高石杯終盤の勝ち逃げに乗る横矢)

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舞洲TTにて勝ち星をあげる大森)

 横矢と大森の2名はシーズン前半は戦績が残せなかったものの後半にかけて急激に成長。表彰台の常連となった。この2名に共通することは、7月の終わりあたりから乗り込みを開始したこと。結果論ではあるがコンディションのピークを後半シーズンに持ってくることになり年間の競技成績にメリハリが生まれた。

 どんな選手でも年間を通してピークコンディションが続くことはない。まして、学生や社会人などは1年間頑張り続けることはさらに難しい。通年だらだらと中途半端なレベルの走りを披露するよりかは1シーズンの中でターゲット期間を設定しそれに向けて調整を行うという方法は戦績を残す上で効率的に思う。経験則や他選手の観測からある程度の土台がある場合2〜3ヶ月あればピークコンディションに持ってこれると考察できる。一般ショップチームである弊チームこそこの方法を取り入れていくべきなのではないかと思うので、来年度はこの方法を提案してみる。

[目標設定の明確化]

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 目標設定を明確化すると、目標を達成するまでの具体的な道筋が描きやすくなり結果能力向上に直結すると改めて感じた。また、アナログな方法ではあるが年間目標書を書いて提出し人目につくようにしたことで目標遂行への意思が強くなった可能性もある。(※目標設定に関しては来年度は実業団のみで良いと思う。また、設定させるだけでなく目標に向けたプランニングの立て方をチームメンバー同士で相談しあうのも必要。)

 今年は個人のみでの目標設定だったが、来年度はチーム目標も掲げる事でより結束が強まり大会へのモチベーションも高まるのではないだろうか。

[実業団入団の敷居]

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 例年の如く実業団入団の条件を低く設定しすぎた、というよりかは具体的な条件と言えるものがなく脚力や大会へのモチベーションにばらつきが生まれ満足に結果を残せない選手もいた。実業団レース参加への敷居が低く感じられているのだと思う。ある程度の脚力や大会へのモチベーションがないと結果を残せないどころか活動が続かないしわざわざ高い登録費を払って走る意味もなので、来年度はしっかりと入団条件を設定するべきだと思う。

・草レースのエキスパートやエリートクラスなどの上位クラスでレースを展開することができる。

・基準タイムを設ける。(例.1km 1分15秒以内。不動峠11分台以内)

・実業団レースではないといけない理由や目標があり、それに向けたプランニングもできる。

提案としては上記のような、脚力心構え両方の面からの絞り込みが必要だと思った。

 

【総括】

 来年は本年度よりもさらにメンバーが強化され実業団レースに挑むことになるが、自分は競技活動は行わないためバックから強豪チームになるためのサポートを行う。本年度の経験をしっかりと活かして、エントリーリストが公開されると畏敬の念を抱かれるようなそんなチームを目指して頑張っていきたい。

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