第1回ACTIVIKE杯

Photo:阿部さん

 

 いつもお世話になっているフィッティング及びプロテイン販売を行なっているACTIVIKE様主催のトラック競技練習大会「ACTIVIKE杯」へ今回も運営並びに競技参加をさせて頂いた。当日はあいにくの雨天となったが、雨でも走りたいとち狂った15名のライダーが参加。今回もインドカレーサーラトラック班3名で大会の運営をお手伝いさせて頂いた。



目次

 

 

◾️機材

 

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高体連みたいな機材

フレーム:BOMA L`ECLAT
ホイール:グランコンペ(前後)

     CORIMA CARBON+ 2D WHEEL
ハンドル:BOMA GH-TR 370mm
ステム :デダチャイ スーパーレジェーロ 140mm
サドル :セライタリア SLRブースト
前タイヤ:ヴェロフレックス コルサ 23c
後タイヤ:パナレーサー レースDエボ4 25c
大ギア :スギノ ゼン 53T

小ギア :シマノ デュラエース 14T
チェーン:DID レーシングプロ


CORIMA CARBON+ 2D WHEEL

 知り合いよりコリマのディスクホイールをお借りしハロン計測で使用。
踏み出しも全く違和感なく加速し、板ディスク特有のしっかり感を確かに感じた。
変な癖、違和感を感じないのでエクラとの相性は悪くないと思う。


エクラ純正フォーク導入

 ほぼ新品のエクラのフォークを入手したため導入。やはり純正フレームは純正フォークが一番似合う。かっこいい。エクラだが自分の走り方とかなり相性がいい。BB周りが硬すぎないため、逃げている時もあまり脚にこなかった。それどころかペースで踏んでいる時は脚を回復させてくれる余裕までくれる。また車体が軽くダッシュが効くため、キツイ場面での踏み出しの反応も素直。あまり加速の伸びはないが中長種目にかなり適していると思う。

 

◾️天候

最高気温:21.9℃
最低気温:18.8℃
天候  :☁️☔️
風   :微風

 

◾️内容

ハロン計測

タイム11.78s(53-14)

 

3月に境川で測った時の反省(12.5s)

→上バンで速度を上げすぎて脚を使った。

4月に前橋で測った時の反省(11.66s)

→ビビって踏み出しで腰をあげるのが極端に遅かった。

 

以上の反省2点を踏まえたうえで出走。

周回数はバックより発送し2周回。この時点ではまだ雨は降っておらず走路は乾いていた。

 

まずは下りの傾斜を利用しながら速度をおおよそ42-3km/hまで加速させる。
ジャン前2センターより腰を上げて踏み出し、4角センターより1角入口まで1番傾斜を利用できる直線的なラインを通り加速。
もう少し速度を乗せられた感はあるが加速が間に合わずそのまま1角に突入し腰を下ろす。失速感なくそのままバックストレートへ。
実際ディスクの恩恵も大きいと思うが2年ぶりに外バンクで11秒台を記録した。
単純にダッシュ力が足りずまだ満足できるタイムが出ていないが、余裕ができたらウェイトも導入し少しずつ11フラまでタイムを近づけていきたい。

 

▷スクラッチ競争

 

(53-14)6km 15周回 3着

 

通常は8kmで行われることが多いが今回は若干距離を縮めての開催。
サポートライダーとして集団を崩壊させない程度に引き延ばして欲しいとの運営指示に従いつつ後半は自分のレースを展開する。

 

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▲集団は一列棒状に

脚力差の大きい14〜5名の集団でスタート。
序盤2〜3周回は本当に集団が不安定で何度か落車発生前のつり橋を渡るような感覚を覚えたため、自分が前に出た時はじわじわペースをあげ集団を引き伸ばしてからの交代を心がける。同時に、脚のありそうなメンツを確認する。

 

ゲスト参加の石倉さん(スパークル大分)
武井さん(VC福岡)
らんどーさん(ホダカ)
まさおさん(ぼっちれーしんぐ)
佐野さん(イナーメ)

 

やはり余裕を感じるのはJCLプロ選手の2名と、大磯でもおなじみのらんどーさん。佐野さんもトラックはまだあまり経験ないとおっしゃっていたがロードではJプロも走るスーパーアスリートで明らかな自脚を感じたし、まさおさんもコルトに乗っている。

 

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▲集団はお見合い状態


何度か先頭でペースアップを繰り返していると最後尾からポツリポツリと脱落者が発生し集団はじわじわと人数を減らす。ある程度人数が絞れた際にペースアップを行ったところ自分の後続が付き切れを起こす。もうだいぶ集団絞ったしそろそろ自分の走りに変えていいかと思い、そのままダラっと加速し逃げの展開に持ち込む。

逃げ重視のアタックは体力を使わず抜け出すタイミングの見極めと存在感の消し方が重要。「まぁ誰かが追うだろう」「追わなくてもなんとかなるだろう」と思わせることが勝ち。そのタイミングを嗅ぎ取る能力は正直センス、才能である事が多く、いかに人と関わらず存在感なく過ごすかというぼっちちゃん的思考で生きてきた自分にとっては最高に相性がいい。

 

1周30秒付近(av.48km/h)を保ちながら5周ほど逃げるも、最終回前流石に体力も限界を迎えペースを落とし同時に後ろからブリッジをかけてきた石倉さんらんどーさんの2名に捲られる。合流を試みるも速度差が大きく断念。そのままペースでゴールまで踏み切り3着。

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▲このしんどさこそがスクラッチ

 

▷テンポレース

 

(53-14)10km 25周回 1着

路面は完全にウエットコンディション
最初4周回はポイント無しの計21回のポイント周回が設定された。
出走は7名。

 

雨で落ちた体温の上昇を待ちたい&スロースターということもあり、カヌレを作る時のイメージで前半じわじわ、後半ガシガシの後半戦メインの戦略を立てる。
カヌレは序盤低温で焼き中身をジュクジュクさせてから、最後高温で表面をカリッと焼き上げる)

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▲先頭でペースをつくりつつアップを兼ねる

もし前半戦がアタック合戦の潰し合いの展開になるとコンディション的に生き残りが厳しいなと考えていたため、そういった意味では最初4〜5周VC武井さんが逃げを打ってくれたのは非常に助かった。逃げが発生したことで集団は追走本能から自然に協調体制が生まれゆっくりアップする時間を取ることができた。

 

武井さんを吸収するタイミングで今度は松本くんが単独で抜け出す。この前知り合った高校生でトラックは経験が浅いと言っていたがパワーも十分にあり積極的な走りをする。強くなることに積極的で色々な人にアドバイスを貰いに行っている姿勢からも間違いなく強い選手になると思っているのでかなり期待してる。

 

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▲今は技量差でごまかし戦えているがいつか殺られる

松本くんが3周ほど逃げたタイミングで自分がポイントを取りに行く形で追走をかける。ゴール線までには届かずポイントは獲得できなかったが結果2人抜け出す形となったので、またしれっとアタックをしかける。
そのまま単独逃げの形となり6周ほど1周31〜32秒でペースを刻みながらポイントを加算していく。15回目のポイント周回で漢佐野さんとバンクの諸葛孔明らんどーさんの猛ブリッジにあい、当然捲られるが速度差もあったので無理に追わずペースでの追走に切り替える。

15回目のポイントはらんどーさんがとりそのままの勢いで単独逃げの展開が始まったので、佐野さんと協調しペースを保ちながら追走を行う。

 

残り3回、上バンに退避するらんどーさんを観測。合流させたら負ける気がしたので、追い抜き前に腰を上げて加速し再合流をなんとか阻止。しかしここで脚を使ってしまい20回目のポイントは佐野さんに奪われる。
その勢いで少し先行を許すが焦らずペース走法で差を詰める。ポイントの計算をしながら走る余裕なんてない。とにかく貰えるもんは全部貰っとく大阪魂(大阪人に失礼)で最後まで諦めない。じわじわ追走をかけバックから再加速。
しっかり距離を合わせ最終ポイントを獲得する。
結果的に1着となった(ゴール後に着順を知る)

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ケイリン

 

(53-14)5着

ナッパの先行について行こうと思ったがチキって最後尾にそのまま展開についていけずレースを終える。集中力も切れかかっていたし無理しないが一番。ナッパはそのまま突き抜けて1着。

◾️総括

今回も色々な人と会え、知り合い楽しむことができた。
何年競技を続けても常に新しい人との出会いがありコミュニティーが広がっていくのはとても面白い。

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▲旧友おかっちとも久しぶりに遭遇。

諸事情によりまた半年ほど競技から距離を置くことになるが、この先国体出場という大きな競技目標が待っている。いつまで競技を続けられるかは正直まだわからないが、国体は必ず一度経験してみたいと思っている。今後とも宜しくお願い致します。