第34回JBCF 舞洲クリテリウム E1 1組目

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Photo:あきひこさん

 

鬼畜コーナーはここだよ〜♪(4コーナー)

クリアするぞ〜。

えい、えい、むん!

 

 今年最初のJBCF戦。せっかく大阪まで来たし、来年度のE1残留も確定させておいてトラック競技に専念したかったので、しっかり勝ちきることを目標とした。

 

【結果】

2位入着/39名出走

Av.42.71km/h 90pt獲得

 

【機材】

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フレーム : デダチャイ ネリッシモ

ホイール : マビック コスミックエリート

タイヤ:F ブリヂストン エクステンザR1G

    R ブリヂストン エクステンザR1G(F:6.2bar、R:6.8bar)

コンポ:SHIMANO R8050 アルテグラdi2

 

【天候】

天気 雨

気温 20℃

風  北風2m/s

 

【作戦・意識したこと】

 

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 今大会は大森のタイムトライアル出場もあり前日入り。ついでに土曜に行われていた高校生のレースを観察してコースの攻め方を考える。

コースはロングストレート2本で構成された長方形。特に4コーナーが逆バンク下り基調砂利あで落車多発地点だったのでここはミドルミドルアウトのラインを取ることにした。

本コース直線の幅が広く長かったので位置取りは容易であると思った。向かい風で集団が縮まった時に前に上がれれば良いなと。

また4コーナー出口からゴールまで距離が200mしかなかったので最終周回は3番手以内に3コーナーに突入することを目標に逆算しながらレースを進めることにした。

以上を踏まえた今回の作戦がこれである。

 

前半は落車中切れ回避で集団前方

→中盤は中程で待機、脚をためる

→残り5〜6周から徐々に先頭に位置取り押し上げ

→最終周回には先頭から3番手以内をキープする。

 

中間スプリントは展開を見てといった感じだ。

また重要局面以外はなるべく脚を使わないよう

 

・コーナーの立ち上がり姿勢ガン下げ
・シッティング加速
・コーナー前必ずシフトダウン

 

を意識した。

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レース後半には大雨による水溜まりが酷く姿勢ガン下げすると水を全部かぶってしまうことになった&後半はエアロよりも息を入れることを重視したため通常のポジションをとった。

 

【内容】

 当日は朝5時に目覚める。日課ウマ娘をプレイしサクラバクシンオースペシャルウィークを育成する。スペはあともう一歩でAランクだったので大変悔しかった。

 

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 いつも通りレース前に2時間かけポカリ1Lを摂取し脚攣りに備える。

レースは12時50分スタート。25分前にはアップを済ませ整列する。結構早めに行ったので1列目に並ぶことができたが、リーダージャージチームが先頭に並ぶことを忘れていたため場所を譲る。

 

 路面コンディションは直前に降り出した大雨でウェット。

12時50分ローリングスタートでレースが始まる。TOKUさんがローリングを忘れてスタートアタックを決めていて笑ってしまい緊張がほぐれた感じがあった。

ローリング解除直後TOKUさん(サイファアスリートクラブ岡山)が単騎での逃げを開始、集団で追走する形となる。

 

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 10分ほどしてその逃げ吸収したタイミングで自分がカウンターアタックをキメるとまさかのさっきまで逃げてきたTOKUさんがすぐについてきたので協調体制をとり逃げ友になった。この時点でかなりの自脚をもっている方なんだなと確信し、警戒することにした。

流石に自脚系2名の逃げは容認されなかったのか(笑)集団の猛追にあい程なくして吸収されたので次の展開に備える。

 

 2回目のスプリント賞はゴールのイメージを掴むために参加する事にする。

イメージ通り先頭で3コーナーにはいり4コーナー出口からもがき始めるが後ろから捲られてしまい無理する必要もないので踏みやめる。

 

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このスプリント周回でもがきに参加した4名で抜け出す形となるがVCヴェローチェ松木さんがすぐに追走かけてきたのでこれはキマらないと判断し集団に戻る。

 

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ここからは中盤戦、作戦通り集団中程に待機する。TOKUさんは相変わらず逃げに挑戦していらっしゃってすごいなと思いつつ、他の選手を観察する。

やはり不気味だったのが金田さん(アヴェントゥーラ)辻さん(チームZenko)小林さん(ミルキーウェイ和歌山)

3名ともベテラン選手で流石に位置取りがうまく虎視眈々と勝負を狙っているように感じた。あとは Infinity Styleの選手がかなり積極的な動きをしていたので必ず勝負に絡んでくるだろうと思った。

逆にVCヴェローチェのマークは割と容易であった。全員がリーダージャージの松木さんにポイントをとらせるために動いていたからだ。(逃げに必ずチェックして1人のせるなど)

やはり明確な意思を持ったチームはわかりやすいので動きを逆手に取ることができる。

逆に、そういった他選手からのプレッシャーを受けながらもリーダーを守る必要があるVCヴェローチェさんは大変だなと思った。

 

 レースもいよいよ終盤戦。ウェットコンディションだから逃げを警戒していたが、スプリンターが多い1組目だったからか特に逃げがキマる動きもなく集団のスプリントへ備える形となる。

先ほど警戒していた選手はやはり全員集団前の方にいる。目に狂いはなかった。

残り3周、UKYO Reveの選手のアタックをきっかけにペースが上がり始める。

それをすかさず追走するTOKUさんと金田さん、の真後ろにつく自分。

残り2周の2コーナーでUKYO Reveの選手を吸収。

やや牽制が入ったところでチームZenkoの選手がかまし先行!

 

それを凝視してプレッシャーをかけつつ自分で追走していく!

 

最終周回ホームでチームZenkoの選手を吸収! 

すかさず自分でカウンターアタック!!

集団を縦に引き伸ばす。

 

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1コーナー2コーナーを慎重にクリアし立ち上がりでマントルまで踏み抜いく。

 

最終バックストレート右から金田さんが捲ってくる。

以前よりスプリンターと聞いていたため非常にまずい…!!

 

最終コーナーを先頭で立ち上がられたらもう勝ち筋はない。

ここは死ぬ気で根性のつっぱり先行!!

3コーナーと4コーナーを先頭でぬける!!!

 

あとはゴールまで踏み抜くのみ!!!!

 

残り50m金田さんにかわされた!!!!

 

終わった!!!

 

負けた!

 

……2位。

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【総括】

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 敗因は明確である。最終局面、勝負に夢中になりすぎて風向きのことをすっかり忘れていた為だ。当時ホームストレートは向かい風だった。ならば先かけより後追いの方が圧倒的に有利になるのは確実だ。更に、残り1周回からずっと先頭で踏み続けていたので脚も残っていなかった。

最後の局面で冷静さに欠けたことが原因。あの場面ならバックで金田選手が捲ってきたところで素直に前に出して息を入れ、ホームで差し返すのが順当であろう。向かい風の200mならスプリンター相手でもまだその方が勝機があったかと思う。

 2回目のスプリント賞に参加した際、なぜ先頭でもがき始めたのに捲られたのかを考えていれば勝てたかもしれない。バカだから負けた。

 

 

・今回も事前に立てた作戦を元にゴールから逆算したレース作り、自分に得意な展開を作る事に成功した。

・試走の重要性を改めて確認できた。しっかりと通るライン、速度を確認したことでレース中も不安なく走ることができた。

・最後まで集中力を持って様々な脚貯めスキルを駆使しながらレースを進められた。

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・大森にガルパンを布教できた。これは大きな功績である。弊チームではガルパンストパンウマ娘・男塾・ユーフォは必修科目とされている。

・長距離遠征のヒントレベルが上がった。片道300Kmを超える場合はやはり1台につき2人の運転手が必要。

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・今回は快適な陣地作りにも力を入れた。バイクラックやテント、キャンプ椅子など持てるものは全て持っていったので雨の中でも比較的楽に過ごすことができた。

 

 

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両左右を見た井狩聖貴

金田選手を探しているのか何を探しているのか

左右を見た。左右を見たBMレーシングZUNOW 井狩聖貴

金田選手白いウェアは後ろにいるぞ

真後ろに金田選手

さぁ相手はこれと決めた時の金田選手は怖いぞ

2人の一騎討ちとなった

早くも井狩聖貴がここで先頭に立った

第4コーナーをカーブして直線に入った

さぁ先頭は井狩聖貴

もう言葉はいらないのか

2人の一騎打ちだ

金田選手かわした!!

井狩聖貴負けるのか!
金田選手先頭だ!

2台が他を離した離した離した!

金田さとしが先頭だ!

金田!金田だ金田だ!やっぱり怖かった金田! 金田さとしが勝った~!
そして2着は井狩! 

やっぱり強いのは強い!