今年度2戦目のJBCF戦。
50年以上続く伝統あるレースである東日本ロードクラシックに参加した。
Photo:のびー さん
目次
■結果
145人中 3位
■内容
距離:90km(6km×15周)
出走:134名
完走:60名
平均速度:38.87km/h
天候:晴
気温:10℃
レース当日、4月下旬とは思えない寒さ。青空は見えているが時折雪がちらつく。体温を落とさないようホットクリームを塗り、通常通り20分間アップを行いスタートラインに並ぶ。スタート位置は集団後方。レース距離はあるし序盤は動く予定ではなかったのでこの位置で問題なし。
10時55分定刻通りスタート
前半の下り区間はローリング。その後アクチュアルスタートが切られる。
アクチュアルスタートが切られると同時に逃げを狙ったアタック合戦が始まる。
自分の作戦は前半はとにかく集団の中でじっとして動きたい気持ちに耐えること。なので集団中程で走っていたため全ての動きを知っていたわけではないが、平井選手(EQADS)やリーダージャージの比護選手(イナーメ信濃山形-EFT)、また山中湖CFの選手らが中心となりレースを動かしていた。
レース序盤から終盤まで、数名や単独での飛び出しが続くもどれも決定的なタイム差をつけられることはなく集団の射程圏内から離れることはなかった。
チームメイトの七井は調子が良かったらしく前半から前での動きに加わっていたが、惜しくもパンクでリタイアとなってしまった。
9周回目
有力選手を多く含む大規模な逃げが発生。今思えばおそらくこれは中間スプリントねらいの動きだったのかもしれない。しかしそのままゴールまで逃げ切られてしまう可能性もある。流石に見逃すにはリスクが高いなと判断しブリッジをかけ合流する。この逃げは中間スプリント後まもなくしてメイン集団に吸収される。
その後は自分も積極的に先頭交代に加わる。前で回しているのは10名ほど。山中湖CFはエンリック選手が積極的な動きをしかけていた。
トム選手もエンリック選手もいるのに森崎いねーなーどこ行ったんだ〜、完全に山中湖にレース支配されているななんて思いながらもローテを回す。自分は体重があるので下りで先頭を引くと少し集団からリードすることが何回かあった。中途半端に抜け出るのも面白くないし体力は余裕が有り余っていたので少し遊んでみることにした。
13周目
ホームストレートで先頭交代のタイミングで仕掛けてみる。誰も追ってこない。誰か1人くらい来てくれてもええやん!まぁでも別に1人の方が気が楽だしいいか。
Photo:takeoekuni様
14周目
流石に集団の追走が始まる。少しづつタイム差が縮まり始めたので踏むのをやめ集団を待つことにした。バックストレートで追走として集団から抜けて来たエンリック選手(山中湖CF)平井選手(EQADS)の2名と合流。しかし、自分はこの新たな逃げは集団に吸収されると判断。最終周回に入ってから集団に降りることにした。今思えばこの判断が間違っていた。集団と逃げ2人とのタイム差は20秒。意外と追いつく気配はなく、先頭2名と集団の間に中途半端に宙ぶらりんになった自分はとりあえず先頭2名を追うことにした。無駄なことをした。
コース中盤逆バンクのヘアピンの時点で
【先頭2名ー(10秒差)ー自分ー(10秒差)ーメイン集団】
先頭は見えていたのでとにかく死ぬ気で追走をかける。心臓破りもアウターでゴリゴリ回す。ホームストレートで先頭2名のペースが一瞬緩んだ気がした。残り300m一か八かスプリントをかける!先日のアムステルゴールドレースでのマチューファンデルプールの人外走法を脳内でイメージしながら全力でもがく。あと少しで届きそうなタイミングで先頭2名もスプリント開始。届かない!!数メートル先で両腕を広げるエンリック選手。ゴ〜〜ル。そのタイム差わずか1秒。
そして同時に集団にも追いつかれる。。。
ゴールしながら左を見ると…
あっ森崎いたわ
■反省
序盤動きたい気持ちを抑えがむしゃらに動き体力を無駄に消耗してしまうということにならなかったのは前回(チャレンジロード)の反省がしっかり生かされるなと思う。
最終周回その瞬間の判断ミスが結果に大きく反映されてしまうんだなと言うのを痛感した。あの局面で弱気になってしまったのはなぜだろう。群馬は逃げは決まらないという先入観がそうさせたのだろうか。レースは何が起きるかわからないという大前提を忘れていた気がした。
(くやしいかお)