競技再開目的と目標

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■目的

単純な好奇心と、挑戦し続けていることでうまれる人生への刺激

マチュア社会人レーサーという立場で、プロやプロ予備軍にどれくらい立ち向かえるのか。

どのようなトレーニングスケジュールを組み、どれくらい計算して動けば一矢報いることができるのか。その過程に醍醐味を感じる。

挑戦した努力が結果という形になることは自信にもつながるし、なにより楽しい。

 

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自分が続けてきたことのなかで、唯一自転車競技という土俵でなら国内のトップ層の息遣いを肌身に感じた経験がある。

インターハイ全日本選手権といままで2回だけだが、他の試合とは全く緊張感も違うし、正直全く歯が立たなかった。

高い壁だからこそ挑戦する意味は生まれるし、

何かに本気で打ち込んで継続しているときに生まれる人間関係や経験は、人生を豊かにしてくれるし思慮もスクワットも深くなる。

(出典:松村さん)

 

■目標

自分はまだ国体を経験していない。

チームメイトであり親友のナッパと国体の話をしたあたりから挑戦してみたい出てみたいと考えるようになった。

 

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自転車競技をやっている人間ならわかると思うが、全国大会の中でも国体出場これが最もハードルが高い。

国体は各県出場枠が定められており、その枠は非常に狭い。(少年5名成年4名)

個人で出場資格を習得すれば出場できる全日本等と違い、国体は選考形式なので県内で上位数枠に入る実力と実績が求められる。そして枠は短中長関係ない。毎年千葉の成年中長選手の派遣は1名程度(昨年はおしげ)。

今の自分にとってはかなり高い壁ではあるが、焦らず長い目で一歩ずつ正しい努力を積んでいけば出場することはできると思っている。

 

■復帰後競技いつまでつづけるか

 

競技に挑戦する自分というものに価値を感じ、それが許される環境にある限りは続けていきたい。

 

弊チームには習志野空挺団班長を務めながら国体ケイリン連続出場したバケモノもいるし、社会人レーサーのトップとして何年もその地位を確保し続けているWUC雑賀さんなどは輝いてみえる。

どんな土俵でも、いくつになってもひたむきに挑戦し続け努力できる人はかっこいい。

そんな人間に自分もなっていきたい。

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2023/01/19境川自転車競技場バンク練

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4ヶ月ぶりのバンク練

今回はメンバーのうち3名が試験組

自分も鉄にギア比49-15固定と試験仕様に近い自転車でバンク練をおこなった(自分は受けんが

 

 

【機材】49-15

BSの鉄

グランコンペの練習輪

ベロフレックスのタイヤ

 

【メンバー】6名

ナッパ

たかよし

ひでや

つぼいくん

ななな

わし

 

【内容】

①周回練30回

中央線で20回+内外線で10回

序盤40秒〜終盤27秒と徐々にペースを上げていく

 

②団おろし

4名で団おろし200m

 

ハロン計測

タイム13.07s(6.44-6.63)

腰下ろしてからの失速が課題。

後半100のタイムにも如実に現れている。

 

21年の冬 カーボンけっぱ板56-15 12.64s

21年の夏 カーボンわっぱ49-15 11.9s

23年の冬 鉄わっぱ49-15 13.07s

 

カーボンと鉄でおよそ0.4-1.0sの差が出ると聞いているので、

現在のダッシュ力は21年の冬時点と同等程度かそれ以上と考えられる。

リハビリ中にしては思った以上に悪くない。

 

④団インカマ追走500m前後

 

ハロンタイムをもとに3人2グループを作る。

後ろを走るグループがインカマおろしで先行、前を走るグループがそれを追走し捲るといった内容。

 

グループ1先行(つぼいくん.たかよし.ななな)

グループ2追走(ナッパ.ひでや.わし)

 

(1本目  ←ひでや、わし、ナッパ

ひでやとナッパは腰あげない縛りなので余裕やろと思っていたが普通に引き剥がされる。

先行グループには追いつく。

 

(2本目  ←ナッパ、ひでや、わし

おろしてからのホームでひでやに並ぶも

その後1コーナーからじわじわ離される。

一人旅でとりあえず最後までもがききる。

 

(3本目 ←わし、ひでや、ナッパ

1センターまでは先行するもその後ひでやに新幹線みたいな速度でまくられる。

とにかく踏み続け先行グループには到達。

 

⑤団100mロケット(6名

 

たかよし→つぼいくん→わし→

ナッパ→ひでや(ななな

の順

 

たかよしとつぼいくんのダッシュには問題なく着く。感覚6.5-6.7くらい?

前が空いたタイミングでしっかり踏み直して速度上げて脱出。

ナッパとひでやがアホみたいなペースでぶち上げていくのを上バンから眺める。

 

⑥フラ1200

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ナッパの練習メニューだが

わしも強制参加でやらされたフラ1200

ナッパから10車身ほど離して追走

以下lap time(s)

 

14.5
14.5 
14.7 
15.1 
15.6 
16.0 

 

600mは50km/hのペースを維持

その後綺麗に垂れていく

しんどすぎて3コーナーの芝に危うく肥料撒くとこやった

 

⑦フラ800

同じメンバーで

フラ1200やったしもうええやん…

以下lap time(s)

 

14.1
14.2
14.3
14.9

 

先ほどと同様ナッパを追走するスタイル

800mの距離だと出しきれず

息は上がるも筋肉的な疲労はなかった。

1分で出し切るのって難しい。

多分しっかりウェイトかけて1分で潰れるメニューとかやって慣れていかないと出し切る感覚は掴めない。

 

⑧発走機練習

 

今までなんとなくで発走してたので。

せっかくなのでなななに発走ご教授いただいたところ、全身の連動性がないとのご指摘を受けた。

たしかに上半身と下半身がバラバラに動いておりギアかけた時に最初の3踏うまく蹴力を推進力に変えられていない。

主に考えられる原因は二つ。

・発走時無意識の恐怖心で重心移動が中途半端(前転するかも…?みたいな

・そもそも踏み切るパワーが足りない

 

発走機発走の上手い下手で1kmは0.5s変わるといっても過言じゃないくらい重要。

練習時間取れない社会人レーサーはこういう基本的動作と機材でタイム稼いでいくしかない。

 

競技での発走機はシュータイプとガチャンタイプ

どちらともあるので、どちらのパターンも慣れていく必要があるがまずは基本動作を身につける。

 

【飯】

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境川自転車競技場の近くにばり美味いレストランが存在した。隠れ家的なお店。

店名も「夢追い人」でもうdream seekerなんよ。

気に入った。

 

2022/09/28 境川バンク練

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1kmTTを測るために1年ぶりに聖地境川へ。

新入りのひでやんともちやん、キャンパスのなおきさんも参加。

 

今回ギア比は51-14のみ使用

・周回練50回(20回+30回)

・団かけおろし3本

・1kmTT

 

周回練とかけ下ろしで、バンク慣れ、ピスト慣れ、刺激入れいざ1kmTTの計測。

出走直前がほんまにしんどい(気持ちが)

わざわざ自分からしんどいこと志願してやる。

ドMだから我慢できた。

というかまた踏んで欲しい。

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結果から言うと1分12秒23

予想以上のタイムが出て正直驚いた。

とても試合出ていいコンディションではなかったし、練習量からみてもどうせ15秒くらいだろうと思っていたところあっさり12秒出てしまったので、弊チームの実業団登録基準見直したほうがいいか?とも思った。

 

0-200 18.34

200-400 12.98

400-600 12.83

600-800 13.69

800-1000 14.39

 

手持ち発送だと0-200はタイム出ないらしい。

最高速は56km/h台程度と低く、

ただベストラップから3秒以上落ちるような大きなタレもない。

タイムこそ遅いもののラップの傾向は昨年までとあまり変わらない。

 

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単純に、最大パワー〜30秒パーワが落ちているので速度は乗らないが

体重(70〜72kg)とうまれてもった持久系の筋パフォーマンスによりラップタイムのオチがなく結果12秒というタイムに落ち着いたと見える。

 

課題は昨年と変わらず、瞬発力の向上。

陸トレによる瞬発力の強化(願望)

とそれを支える体幹周り(クソデカ主語)の強化。

 

また、回転力が落ちたように思う。

かけ下ろした際に明らかに体感130rpmくらいから失速感があった。

去年はもっと回っていたと思う。

おそらく怪我後の6ヶ月、いやしっかりとしたトレーニングはまだ始めてすらいないこの空白期間で瞬発力が低下したことが原因か。

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また、可動域以上の低空姿勢になるよくないハンドルポジションを改善していかなければならない。

ハンドルが低く近いのでもがいている際もかなり窮屈。

プロトタイプフレームの専用ステムなので安易に伸ばせないので、いっそのこと年末の競輪グランプリあてて新しいフレームを買うことを検討している。

 

とにかく、今の現状を知ることができて有意義なバンク練になった。

仕事がほんとに忙しいため次回のバンク練はいつになるかわからないが、まずは1km一桁台に戻すところから始めていきたい。

 

       そろそろコルトが帰ってくる井狩

 

 

 

 

2022年上半期ぼくの活動報告

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質問来てた!「腰は痛くないんですか?」

回答!「痛い!(時もある)」

 

中間報告的なレポートです。

現状理解の自分用レポートでもある。

目次

 


【腰の爆弾】

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2021年10月に中度のヘルニアと診断されてから全く自転車に乗らずリハビリのみ行う期間が4か月。その後様子を見つつ徐々に自転車に乗り始めています。

冒頭に書いたことは嘘で痛み"は"ありません。

ですが、常に腰になにかものが挟まっているような違和感はあります。
負荷をかけなければ6時間程度なら問題なく走り続けることができますが、

ヒルクライムなど負担が大きい運動に関してはまだまだわかりません。

 

サイクルフリーダムの店長 から「デッドリフトで腰を壊して、デッドリフトで腰を治したことがある」と狂ったアドバイスをいただきました。

さすがに常人にはまねできませんが、ヘルニア治療の基本は正しいストレッチと筋力トレーニング。
習慣化が苦手な自分ですが、気づいたらストレッチするくらいの緩い使命感で何とか毎日10分程度のストレッチはこなせています。

 

また、これからさらに負荷の高い運動を行っていくには、筋力アップも必要になってくるでしょう。くそ雑魚よわよわ♡メンタルでしんどいことは本当にやりたくないので、楽しみながら筋力アップができる方法を模索しています。


【仕事と自転車の両立】

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よく「いつからレース復帰するの?」と聞かれます。

いずれかはレース活動は再開したいですが、土日が仕事の職種のため現状無理というのが回答です。
またヘルニアも完治していませんし、脚力も昨年比の3割程度しか戻っていません。
ある程度準備が整うまでレース活動は一切行わないと決めています。

それに社会に出ることで、自分が本当にやりたいことも見えてきたので色々な仕事に挑戦してみたいなとも思っています。

今は社会人として安定することを優先し、その間にかつての自分をはるかに凌駕する脚力を育ててから実業団復帰してレースを蹂躙し集団をぐちゃぐちゃにして遊ぼうと思っています。

 

【チームええ感じやねん】

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めっちゃええ感じです。
ロード班トラック班ともに歴代最強世代です。
いまはチームアドバイザーとして最強チームのサポートしつつ、
復帰の機会をうかがっています。

 

【彼女】


いません。そろそろつくる。

 

【車】

 

壊しました。6月16日は板金記念日。

 

以上、どうぞよしなに。

 

 

競技活動再開に向けて

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皆さまごきげんよう。朝倉みくるではございません。

競技活動を一旦終了し、普通の社会人として働き始めて3ヶ月が経過しました。

やっと社会人としての生活にも慣れ始め自転車に乗る精神的な余裕が生まれたため、次の目標に向けてチームの朝練に顔を出しトレーニングを積み始めています。

 

正直もうこのまま競技には戻らなくても良いかなと考えた事もありました。しかし、JPTで活躍する同年代の先輩友人後輩らの姿や、また自転車競技を長く続けた事で生まれた私のアイデンティティや沢山の人間関係の事を考えもう一度活動再開を決意するに至りました。

 

私自身まだE1レースをちょろっと走っただけで競技のことは何も分かっていません。

少なくとも、国内最高峰のレベルをもっと知りたいと思っています。

今となっては弱虫ペダルサイクリングチームへの移籍を断ったことを後悔しています。

しかし、それは過去の自分がその時に最適解だと判断して下した決断なので悔やんでも仕方ないものです。

 

満足いく自転車人生を送るにはこれからどうするか考えることが大事です。自転車競技をやり切ったとは全く思っていません。

ただ私も社会人です。限られた時間と体力の中でよりレベルの高い走りを目指せるかという挑戦を妥協なく行い、またE3からやり直して行きます。

 

今度は1人ではありません。

まだ明確に詳細が決まったわけではありませんが、、、同じ境遇同じ目的目標を持ったチームメイトと切磋琢磨し実業団レース、自転車競技に挑戦していくという企画を計画しています。

 

これからはいわゆる「社会人レーサー」として再始動です!

テカテカ整備記録※2024年5月2日更新

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三菱 コルト RALLIART Version-R
CBA-Z27AG 後期型

初期登録   (2010年7月27日)

中古購入   (2022年3月23日 105,900km)

 

目次

 

■スペック

  • エンジン :4G15型MIVECターボ1.5L直4DOHC
  • 総排気量 :1468cc
  • 変速機  :5速MT ゲトラグ
  • 駆動方式 :FF
  • 車重   :1110kg
  • 最大出力 :163馬力
  • 最大トルク:21.4kgf・m
  • 圧縮比  :9.0
  • タンク容量:45.0L
  • 過給機  :IC付きターボ
  • 供給装置 :ECI-MULTI(電子制御燃料噴射)
  • エンジンオイル容量:3.7L(フィルター交換あり)3.3L(フィルター交換なし)
  • エンジンオイル粘度:10w-40
  • ミッションオイル容量:1.75L
  • ミッションオイル粘度:75w-90

■エンジンオイル交換遍歴

①【2022年5月5日 109360km】3,000円
カストロール gtx dc-turbo 10w-30

②【2022年10月19日 113500km】3,000円
カストロール gtx dc-turbo 10w-30

③【2023年1月14日 117342km】3,000円
カストロール gtx dc-turbo 10w-30

④【2023年4月3日 120493km】3,000円
カストロール EDGE RS 10w-50

⑤【2023年7月17日 125450km】3,000円
三菱純正品

⑥【2023年9月16日 127886km】3,000円
カストロール gtx dc-turbo 10w-30

⑦【2023年12月3日 133217km】3,000円
カストロール gtx dc-turbo 10w-30

⑧【2024年5月2日 138132km】

カストロール gtx dc-turbo 10w-30

 

■オイルエレメント交換遍歴

①【2022年10月19日 113500km】5,280円
純正同等品

②【2023年7月17日 125450km】車検
純正同等品

③【2024年5月2日 138132km】7000円

PIAA純正同等品

 

■ミッションオイル交換遍歴

①【2023年7月17日 125450km】5,000円
CUSCO 75W-85

 

■タイヤ交換遍歴

①【2023年7月17日 125450km】30,000円
FINALIST 595 EVO

 

■その他修理改修遍歴

①【2022年3月28日 105,900km】30,000円
・リアブレーキパッド
・リアブレーキローター交換

②【2022年6月21日 111,500km】200,000円
・フレーム交換
・外装交換
・エアコンコンデンサ交換
・クーラーガス入れ替え
・左右ライト交換
ラジエーター交換
・ブレーキオイル交換
・再塗装

③【2022年10月24日 112500km】60,000円
・シフトケーブル交換
・シフト台座交換

④【2023年6月15日 123800km】2,000円
・エアコンフィルター交換
→G-PARTS純正同等品

⑤【2023年6月21日 124000km】3,000円
・エアクリ交換
→BLITZ SUS POWER AIR FILTER LM

⑥【2023年7月17日 125450km】138,000円

⭐️車検整備
・O2センサー修理
・ロッカーカバーパッキン交換
・ブレーキ点検他

⑦【2024年1月7日 135080km】13,800円
・バッテリー交換
ENEOS 60b19l

⑧【2024年1月21日 135540km】161,500円
・タイベル交換
・プーリー、テンショナー交換
ウォーターポンプ交換
・ドライブベルト一式交換
・エアコンテンショナープーリー交換
オイルシール一式交換
・ロッカーカバーパッキン交換
・マフラーリアピ交換
→TRUST パワーエクストリームⅡ

 

■改修予定

●機関系
・オルタ交換(〜20万キロ)
・燃料ポンプ交換(〜20万キロ)
クラッチ交換(〜20万キロ)
・ミッションOH(〜30万キロ)
・エンジンOH(〜30万キロ)
・スパークプラグ交換(2024年度中)
NGK プレミアムRX

LSD導入(〜20万キロ)
●吸排気系
・yr簡易ブーストup導入(2024年度中)

・スポーツ触媒導入(〜2025年度)
・アルミパイピング(〜2025年度)
●内装系
・シフトノブ交換(2024年度中)
・内装戻し(2024年度中)
・両脚セミバケ導入(2024年度中)
・MOMOハンドル導入(2024年度中)
・リアスモーク貼り(2024年度中)

・スピーカー交換(2024年度中)

・デットニング、内装戻し(2024年度中)

コクピットアルミ調塗装(〜2030年度)

・Z21A流用荷物室ライト導入(〜2025年度)
●外装系
・樹脂復活(2024年度中)
・左ロービーム6000kへ交換(2024年度中)
・左右ハイビーム6000kへ交換(2024年度中)
・ショートアンテナ導入(2024年度中)

・リアバーフェンメッシュ加工(2024年度中)

・エンブレム外し(2024年度中)

・バーフェンボディ同色塗装(〜2030年度)
●脚周り

・車高調導入50mmダウン(〜2025年度)

ここまでの競技人生総集

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 7年間と長かった競技活動に一度終止符をうちます。今までの活動をまとめ今後に活かすために総まとめとこれからの方針について記録します。

 

目次

 


 

 

【戦績】


↓これまでの戦績をまとめた自分のブログ↓

guerciottibmranka.hatenablog.com

 

【遍歴】


ー 2015年 ーーー

[目標:自転車レースに出る]

 高校1年の秋、自転車競技を始める。きっかけは当時同じサッカー部でサイクリングも共にしていた友人からの誘い。

 いきなりはじめた自転車競技競技。1年目は何もかも手探りだった。サッカー部と両立しながらネットや本を参考にトレーニングを続けるが、サッカー部の雰囲気を苦手としていたこともありその年の12月に部活を退部し自転車競技一本に絞る。

ー 2016年 ーーー

[目標:草レースで結果を残す。高体連登録]

 サッカー部を退部したのち自転車部を作るつもりで行動したが、前例がない等の理由で認可が降りずまずは地元のショップチームであったチームBMレーシングに加入。

 本年は競技者登録は行わず草レースの結果で高体連登録を認めてもらうことを目標とし、無事JCRCなどの大会にて結果を残すことができた。

ー 2017年 ーーー

[目標:インターハイ出場]

 JCRCなどの草レースで結果を残したことや、BMレーシング所属で元々船橋芝山高校にて教師をしていた方などの後押しにより高体連登録に成功。またロードの県予選がなかったためトラック競技も本格的に開始する。

 結果、県総体関東大会と駒を進めインターハイロードレースに出場。しかし、結果は50位完走と味気ないものに終わる。

ー 2018年 ーーー

[目標:年内のE1昇格]

 インターハイの結果に未練が残り大学の学連で競技活動を続けることを決める。しかし、進学した大学に自転車部がなかった事が理由でJBCFに登録。JBCF戦を主戦場とし、まずはE1に昇格することを目標とする。無事に渡良瀬TT、秋の群馬RRで連勝し目標達成。また、この年の秋大学に通うモチベーションが喪失してしまい退学。アスニートとなる。

ー 2019年 ーーー

[目標:全日本選手権出場資格。E1で入賞]

 E1昇格後1年目。全日本選手権への出場を目標とする。初戦でJエリートツアーリーダージャージ獲得や東日本ロードクラシックE1での3位入賞、またここで全日本選手権への出場資格を得て人生2回目の全国大会を経験。結果は32位完走。

 その後弱虫ペダルサイクリングチームより移籍の話を受けるが、プロとしての道を進む意思が固まっておらずその話を断る。翌年の競技活動の中でその判断の是非を見出すことにした。

ー 2020年 ーーー

[目標:全日本選手権に出場。プロとして進むか否か決断する。]

 この年の全日本選手権ロードレースと競技活動の内容を総評し進路を決めるつもりでいた。しかしコロナ禍が発生し大会も中止。目標を失い一度競技から離れ戦績を客観的に見つめ直せたことでトラック競技を中心とした中距離に転向。最後までやりきって終わりたかったため競技活動のリミットも1年引き伸ばす。

ー 2021年 ーーー

[目標:全日本実業団トラックで入賞し全日本選手権出場資格を得る]

 競技活動最後の年。全日本実業団トラックでの入着とそこでの全日本選手権出場資格を目標に活動するもl4-5間の椎間板ヘルニアを発症し出場を断念。競技活動を終える。

 

【競技だけの人生】


 高校生1年生になったばかりの自分。将来の目標もなくただ漠然と毎日を生きるつまらないガキだった。しかし競技を始めて目標をみつけ熱中した。熱中とは恐ろしく時に人生を左右する。進路を自転車を理由に決めた時点でただの趣味ではなくなっていったのだと思う。自転車が好きという理由で人生のレールの分岐器の舵取りもそれに委ね無我夢中で生きてきた。

 だが、2019年の夏に弱虫ペダルサイクリングチームから移籍の話を頂いた時に初めて「将来の自分像」を意識した。ただ目の前の目標を闇雲に追い続けてきただけで、プロを目指してきたわけでもなく果たしてこの活動目的は一体何なのだろう。周りの同世代は「将来の自分像」を描きそれに向かって努力しているのに果たして自分はこれで良いのか。めちゃくちゃに葛藤した。

 翌年の全日本選手権ロードレースの結果やそこまでの競技活動の姿勢を評価しどういう進路をとるのか決断しようと思った。しかしその矢先に発生したコロナ禍。競技活動から一度身を引いたことで、さらに自分の立場を客観的に捉えることができてしまいますます自分が保てなくなってしまう。20年21年とそんな優柔不断な姿勢が続きチームメイトには心配される始末。

20年の終わりにはそんな状態で競技を続けていくのは難しく活動から身を引こうと決断するが、17年インターハイの時のように微妙にやりきれない気持ちを抱えたままだと終わろうにも終わらないので21年度しっかりと競技活動を行った上で終止符を打つこととした。

 

【競技活動を経て知り得たこと】


[マクロで一般社会でも通じる視点]

◯目標の前に目的を設定する事の重要性。

 活動を行う目的が確立してないといくら目標を立てても目先のことを消化するだけの活動になってしまい活動方針が簡単にブレてしまう。目的と目標は違うということを理解できるかどうかで活動に対する姿勢に変化が現れ最終的な伸び率が変わってくると考える。

◯積極的なコミニュケーションと人脈構築。

 自転車競技界のような狭いコミニュティでは横の繋がりが重要となる。横の繋がりを強く持ち意見交換等のコミニュケーションを積極的に行うことで、活動に豊かさが生まれ能力向上に直結する。

PDCA、OODAサイクルの使い分け。

 トレーニングやレースを消化していく際、

PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)

OODAサイクル(観察→判断→決定→実行)

主にこの2つのサイクルを常に回していくことで、効率的なトレーニングが行えた。その内容は主にレース毎のレースレポートに記し習慣化することで常にそのサイクルを意識することができた。PDCAを軸にその中で無数にサイクルの早いOODAを回すというスタイルをとった。この経験は勉強や仕事においても能力向上の効率化させるという面において応用が効くかと思う。

◯情報化社会への対応。

情報化社会が進み個人の発言力が強くなりつつある現代。社会的組織に属する上で特に体外的な面を意識して活動したことで社会活動を行う上で問われてくるモラルやマナーを身につけることができた。

◯組織管理運用について。

21年度実業団チームのキャプテンを務めさせていただいた。管理化を推し進め活動にメリハリをつけたことで弊チーム実業団始まって以来の好成績を残すことに成功した。このことから組織管理や活動方針の明確化は、明らかに能力向上において有効であることが認められた。

また、組織内ではお互いに発言意見しやすい雰囲気作りやその機会を作ることが重要であると感じた。何かトラブル等あった際に影で陰口叩くのが蔓延すると組織は閉鎖的になり腐り始める。良いことも良くないことも思ったことは話し合いフィードバックを重ねていくことで強い信頼と結束や高い意識が生まれよりレベルの高い組織へと昇華する。

 

[ミクロで競技に専門的な視点]

◯身体のケアや、怪我をしないための身体作りの重要性。

 アスリートにとって怪我とは人生を左右するレベルのイベント。できれば避けて通りたいイベントである。にも関わらず意外と軽視している人は多い。自分もその1人であった。練習前後ストレッチやマッサージ等のボディケアはもちろん、RX福田さんからは「怪我をないため身体作り」も重要であると説かれた。曰く、

ケアは怪我の痛みを緩和するのみで根本的な解決にならない。

痛みが出ない動き/筋力を獲得するほうが良い。

(当人のツイートより抜粋。要約)
つまり正しく身体を知ろうということだと思う。以下の項目につづく。

◯アスリートにとって身体の構造を知る事の重要性。

 前項でも述べたように身体を知ることはとても大事なことである。どの筋肉がどういった際にどう作用するのか。なぜそう作用するのか。

専門性が問われる内容なので個人だけでどうこうするのではなく頼れる理学療法士や整体師等と相談、意見交換しながら身体の仕組みを勉強する必要がある。

結果、怪我の防止に役立つだけでなく効率的な身体の使い方をしれてパフォーマンスアップにつながる。

 

【これからの自転車競技活動の目標と目的】

 ここ2〜3年だが自分は裏方に回ってチームの活動をサポートしているのが最も感性にあっているなと感じていた。自分もレースを嗜みつつその時所属しているチームのサポート活動を主軸にしていく方針を元に目標を立てて活動していきたい。

 元々競技活動の最大"目標"として「自転車競技界で畏敬の念を抱かれるサイクリストになる」といったものを掲げていた。しかし、これはあくまで目標(しかも曖昧…)であり目的ではない。これから自転車競技活動を続けていく目的は2つある。1つは豊かな人生を送るため。もう1つは健康維持のため。

 

・豊かな人生

 常套句な引用ではあるが、米ハーバード大学で行われているハーバード成人発達研究では人間の幸福は「良い人間関係(信頼関係)」が最も因果性があるとされている。自分は自転車競技活動の中でそれを作る事ができ、曲がりなりにも割と豊かな人生を送れているのが証拠。

・健康維持

 自転車などの有酸素運動を続けていれば糖尿病などの生活習慣病リスクは低下する。生涯健康でいたいため。ただそれだけ。

 

 上記の目的からこれからも自転車は生涯スポーツとして続けていきたい。

 

【総括】


 一般人なら高校→大学or就職という道を進むところをイレギュラーにアスニートという道をとった選択がこの先の人生において±どちらに振れるのかは老いて棺桶に収まるまでわかるよしもなく、これからの努力次第だと思う。

 自転車競技の目標はまだ沢山あるので復帰の意思はあるがまずは人生を安定させたい。それまではサポート活動に徹したりと自分のできる範囲で自転車競技に関わっていきたいと思う。

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